サイパン遠征(前編)

ツールドおきなわのレポートもいまだあがっておらずなのですが、先にHOMこと「HELL OF MARIANA」遠征のレポートを。。。





  
ひょんな思い付きでエントリーしてしまったサイパンでのちょっとエクストリームなレース「HELL OF MARIANA」。
何がエクストリーム、何がHELLかというと言うまでもなくそのレースの過酷さがまさにHELL・・・・。

 
南の島の暑さと、激しいアップダウンを繰り返すコースプロフィール、スリッピーかつバンピーな路面コンディション。
全てが日本国内レースではそうそう経験できないヘルっぷりとのこと。
 

そう言われてしまうと、ますます興味がわいてしまう(意味不明?)のが悲しい性。 実に興味深い。
 

そんなわけで、あまり深いことも考えずにノリでエントリーしてしまったのですが・・・・・・


  

12月に入るや否や、大変ありがたいことに想定し得なかった業務の爆発ぶりで、トレーニングどころではない上に、体調も↓↓↓。
 

こんな状況下でレースに出ても使い物にならないことは必定!
コレはいよいよキャンセルすべきか・・・・・・・・・
 



・・・・・と出発予定日の前日まで考えていたのですが、来年も出ることになったらその手掛かりにでもなるだろうと思い、意を決して行くことに。
  

毎度のことながら全てが超ギリギリだ。
どうしてもっと余裕のあるプランが建てられないのか。

全ての行動が刹那的過ぎていけませんね。

泣ける。


 


そんなわけで店の営業を終えてから始める海外遠征の準備。
翌朝10時のフライト・・・・にも関わず、前日20時時点で1mmも準備していない舐めすぎプラン。
なんせ予定は行かない方向に90%シフトしていので・・・・・;;

  

自分のバイクと助手のバイクと洗車し、ヘル・オブ・マリアナ仕様にチューン(作業内容はまた追って)。作業し始めるととことんやりたくなってしまう病気で、ハブ・BBまで開けだしたり、ただでさえ時間に追われているのに、無駄に自ら追い打ちかけてしまうノータリンプレイ。
 
 
 
バイクの整備が完了したらパッキング。

オーストリッチOS-500
写真は今年のツールドおきなわ遠征にて


私が信頼を置いているオーストリッチのOS-500ですが、海外輸送に耐え得るよう梱包も万全を期して厳重に。
 
 
 

家に帰ってからはバイク以外の支度をせっせと。
 
サイパンは常夏。
 
夏物の衣類をほじくり出すところから・・・・



いつものことながら睡眠ゼロなエクストリーム準備。



てんやわんややって何とか準備オーライ。

パジェロミニに人間2人、大きなスーツケースを積んでもさらに2台分入るOS-500のコンパクトぶりは非常に助かります!
 


って非常に助かります!
とか喜んでる場合ではなくて・・・・・

 


10時成田発のフライトにも関わらず、国分寺の自宅を出たのが6:45。
 
何だかヤバい予感がするぜ・・・・


 
幸い一般道はボチボチ空いている。
 

しかし・・・・
 


ヤバい予感を悪寒に変えてくれたのが中央道・首都高の渋滞・・・・・・・・。

どっぷり渋滞にハマってしまった。 


合掌・・・・・

ちーん。

 



 
しかし、最後まで諦めてはいけない。
一縷の望みをかけて首都高バ〇ルばりのやんちゃドライブで成田をめざします。

車線の選択からワンミスが許されないシリアスな展開。

 
フライト75分前だというのに未だに高速をテクテクドライビング。

色々な意味でスリリング!


 

 
成田に着いてからは駐車場の選択から手荷物の預け入れまで最短・最速ルートで動く。

手荷物預け入れはとっくに締め切られていても不思議ではない時間でしたが、何とか滑り込みセーフ!

手荷物を預けた後も2度にわたって呼び出しを受けるという珍プレイ(1度目はCO2ボンベ、2度目な高輝度LEDライト)。
いずれもレギュレーションに則ったものであったので無事パス。

空港内で名前を呼び出されることには慣れている(何の自慢にもならない!)私たちですが、今回も例にもれず足止め。

どこまでもギリギリすぎて泣けます;;

  
安堵と寝不足とで一瞬昇天・・・・・

 
  

何はともあれ、何とかフライトには間に合って良かった・・・・・・


  



そしていよいよ上陸。

 
 
空港からシャトルバス(無料)を利用してホテルまで。


しかし、私たちが宿泊するのはホテルではなくairbnb的民泊。

そんなわけで宿泊先のairbnb的民泊(以下宿)に最寄りのホテルで降ろしてもらうことに。。。



バスから降りるや否や、まずは脱衣!
 
そしてお着替え!!


パブリックでのお着替えも恐れることはありません。
 
上裸もココではスタンダード。
 

 

上裸はおいておいて、ここに来て困ったことが・・・・・・

 
よくよく調べてみると宿までの距離が結構ある。
1.6km。

しかも恐ろしいことに最後は激坂疑惑。

 
それをバイク in OS-500×2とBIGスーツケースを持って長距離移動することは無謀の極み・・・・というより事実上不可能!


そんなわけで、まずはパッキングされていたバイクをそそくさ解体&組み立て。

 
組み立てた2台のバイクを助手が引いて、BIGスーツケースと空のOS-500×2を私が運ぶ戦法を採用。


 
しかしOS-500、畳んだとはいえ片手運べるようなボリュームではありません。

 
二本しか与えられていない腕でいかに運搬するか・・・・



無い知恵絞って編み出した運搬方法がスーツケースOS-500くくりつけ作戦。

 
最悪な絵面ですが、もはやコレしか手はありません!

OS-500のスーツケースへの固定は持っていたカラビナとOS-500の背負いベルトを駆使して、括りつけます。

デカいスーツケースと空のOS-500を複数同時に運搬するシチュエーションになったら是非この手法を参考にしてみてください。

・・・・・とエラそうなことは言ったものの


 
ここはサイパン。
 
日本ではないのです。


海外の道路舗装の劣悪ぶり、そして交通事情を忘れてはなりません。

激走するa lot of 車。しかも歩道はナッシン!
舗装も劣悪!
 
 
こんなコンディションの中を・・・・


 

↑このスタイルでテクテク・・・・・

100m、100mが長い・・・・・・・・・


いきなり寿命削るような体験。

何をやってもネタになってしまうのは天性の素質かもしれません…..




 
 
そして、宿までの最後の激坂。

歩くだけでもヘトヘトになるのですが、大量の荷物を運搬して、さらに・・・・・


 

野犬(大)にロックオンされるというデザート付き。


そう、サイパンは野犬が多い。

しかもデカい!

  

デカ犬がそこいら中で徘徊しています。

攻撃してきたりすることは無いのですが、結構本気で吠えられます;;

 


 

何とか日没前に宿にたどりつくことに成功。

宿に着くだけですが、何か苦難を克服したような意味不明な達成感があります。


 

荷物を置いて夕食を食べにガラパン市街地へ。

 
平日だというのに街は賑わいを見せています。

そして頭がちょっとヘンになりそうですが、12月です^^;;

 
 

 

ガラパンの中心にはバブリー感溢れるモールやホテルも。

ちなみにこの辺りは訪れる人はほぼ中国人か韓国人の観光客です。


日本人は非常に少ない印象でした。



カルチャーショックを受けたり、あっち行ったりこっち行ったりやっているうちに食事のできるところのほとんどがCLOSE!

そう、サイパンのレストランはほとんど22時には閉まります。


それ以降にやっているのは、アジアン向けな個人店。

 
というわけで、THE個人店な中華料理店へ。

サイパン、ことにガラパンは半分はチャイナタウン化しており、そこいら中に中華料理店があります。お客さんも中国人ばかりなので、中国に来ている気分をサイパンで味わえます。


この時2人は中華料理を熱望していたわけではないのですが、やっている店もほとんどないのでコチラに。


 
ちなみに今回のサイパン遠征で行ったどの中華料理店もメニューは豊富で、味もとても良かったです。
サイパンの中華料理店はハズレ無しです。



えー、何を書いているのか収拾つかなくなってきたのですが、そのくらい初日はカオスでした。

 
 
つづく・・・・・・・



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