新手のリムテープ。

チューブレスタイヤの使用率が日増しに高まっているなと実感する今日この頃。
 
ALDINAcycleryにご来店頂くお客様でもかなりの率でチューブレスユーザー。
それだけチューブレスの優位性が受け入れられてきたことと、チューブレスタイヤ・ホイールの品質が上がってきたということですね。

   

とはいえ、まだまだ発展途上というか、十分成熟したとはいえない点もいくつかあります。

 
例えばMAVICのUSTのようなタイヤもホイールも同ブランドで専用設計をもってつくられているものは比較的扱いやすいです。
 

簡単にタイヤを嵌めることができ、タイヤビードが上がらないとか、エア漏れするといったチューブレスがこれまで敬遠されてきた弱点が大部分クリアされました。(100%とは言えませんが・・・)
 
 


チューブレスの最大の難所はビードが上がらない事案。


これは本当に厄介です。


原因はいくつかあるのですが、一番多いのはタイヤビードとタイヤベッドの間の隙間からエアが漏れてしまうケース。
そこを埋める意味でもリムテープが活躍するわけですが、このリムテープの厚みが実に悩ましい・・・・

 
一概に何mmが良いというものではありません。

ETRTO(700CならETERO622)という規格のもとに各タイヤ・ホイールメーカーはそれぞれ製品を作っているわけですが、メーカー毎に許容誤差が違ったり個体差ももちろんあるわけで、その都度タイヤとホイールの寸法上の関係、つまり相性は変わってくるわけです。


話はちょっと脱線してしまいましたが、それによってビードがうまく上がらないときは、リムテープを時に3重4重に巻いたりと実験的な試みが必要だったりします。

 
  

前置きが長くなってしまいましたが、そんなときに使えそうなリムテープのニューカマーがこちら。。。

 

「マジックワン」よりちょっと特殊なリムテープ。

 
素材・厚みともに今までにない感じ。


  
今日はコレを使ってROVAL CLX64に施工を。

 



 

伸びにくいビニールテープといったような感触。

厚みはNotubesのリムテープ3重分くらいでしょうか。結構厚みがあります。
   
 
適度に引っ張りながら貼っていきます。

   



 
今回は旧TURBO チューブレスタイヤでの施工。


マジックワンチューブレスタイヤで嵌めてみたところ、シーラント無しても一撃でビードがあがりました!
 


もちろんそのあとシーラントは添加しましたが、実のところこの旧TURBOチューブレスタイヤはなかなかビードがあがらずリムテープで試行錯誤した経緯があったので、簡単にうまくいった今回の施工にはちょっと感動。。。


厚みが結構あるので、必然的に1重巻きで済むという仕組みですね。
逆にMAVICのようにタイヤ・ホイールの寸法がそもそもバッチリな相性のものにこのリムテープを使ってしまうとタイヤを嵌めるのがかなりキツくなってしまうと思われます。

 

 
またこのテープを剥がした際に、糊が残りにくいというのもこのテープの利点です。
(あれを落とすのは結構骨が折れますので・・・^^;;)




全てのチューブレスタイヤ・ホイールにオススメ!


・・・とは言えませんが、まだまだ発展途上なところもあるチューブレスシステムの心強い相棒の一つとは言えそうです。


テープ幅は25mmと20mmの2種類のラインナップ。

使えるホイールに関しては店頭にてご相談ください~^^
 


ALDINA cyclery

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